まず「IFRS」って何ぞや?ということで、簡単に説明します。
International Financial Reporting Standards( 国際会計基準)の略で、「アイファース」と読まれることが多いです。
読んで字の如く、「企業の財政状態や経営成績を表すための会計基準の世界標準」のことです。
現在、日本の企業は日本独自の会計基準に基づいてレポーティングを実施していますが、近い将来このIFRSが日本の上場企業に強制適用される可能性があります。
2012年を目途に、金融庁によって上場企業へのIFRS強制適用の是非が判断され、強制適用が決定した場合は早ければ2015年よりIFRSに準拠したレポーティングが必須となります。
お試し期間(?)として、2010年3月末より、一定の要件を満たす上場企業の連結財務諸表についてIFRSを任意に適用できるようになりました。既にIFRS取り入れている企業もあるみたいです。。
IFRSの適用されることになれば、決算・財務報告のプロセス及び関連する情報システムの大規模な改革が必要となります。
しかし、会計系システム以外にも影響を受ける部分は多くあります(下表参考)。
影響を受ける業務 | 変更が必要なシステム |
売上計上基準の変更 | 販売管理システム |
棚卸資産の範囲/原価算定方法の変更 | 購買管理システム/在庫管理システム |
固定資産の減価償却の扱いの変更 | 固定資産管理システム |
リース取引の根本的な変更 | リース管理システム |
未消化有給休暇の費用計上 | 人事給与システム |
いや、これは大変ですね。。(ちょっと難しい経済用語が並んでいるので、その説明については参考サイトを参照下さい。)
上場企業にとっては、お金も時間もかかる一大事ですが、System IntegraterやIT Cosulting Firmにとっては大きなビジネスチャンスとなります。
実際に私の会社でもIFRSは今後もっとも重要視すべきビジネスチャンスとして捉えています。
2010年-2015年にかけてITバブルの再来を期待します。給料あがらないかなー(笑)
引用サイト:
参考サイト:
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