- PESEL(Powszechny Elektroniczny System Ewidencji Ludności; Universal Electronic System for Registration of the Population)を取得しないといけなかった
- PESEL とはポーランド版マイナンバー的なやつ。1979年から利用されているらしいので歴史は長い。
- 採番ルールは "YYMMDDZZZXQ" のようになっているらしい。YYMMDD は誕生日。ZZZは通し番号。Xは偶数なら女性、奇数なら男性、Qはチェックサムらしい。
- 性別が男性/女性しかないのは物議を醸しそう。
- 同一日に生まれた人が10,000人超えるとID体系破綻するが大丈夫なのか?2020年の出生数をみると、1日あたりの出生数は1,000人くらいなので大丈夫そう。
- PESELは納税をするときや、銀行口座を作る場合に必要なので、ポーランドで働く場合は必須。
- さて、PESELを取りに市役所に行こうと思ったが、ポーランド語が堪能でない人には敷居が高そう
- ということで、会社と契約している移住者向けコンサルタントの人に相談してみた
- なんと代理でPESEL取ってくれるらしい!感謝しかない。
- パスポートを渡して、Power of Attorney という書類にサインをすればあとはやってくれるらしい
- Power of Attorney とは?
- 誰かを指名して、手続きを代理で行う権限を与えること
- Attorney と付いているが、必ずしも弁護士を指名する必要はない
- Attorney を辞書で引くと「法定代理人」という訳があった
- 日本だと成年後見制度みたいな感じか
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2021年11月25日木曜日
ワルシャワ渡航記 Part11: Power of Attorney for PESEL
2021年11月22日月曜日
ワルシャワ渡航記 Part10: ルネサンスの違和感
- ヨーロッパのニュースを読んでいるときに、ルネサンスという単語に遭遇した
- 日本ではルネサンス = 文芸復興と教わっていて、ローマ時代の芸術を復興する文化的運動のことと思っていたけど、なんとなく文脈から考えると訳に違和感を感じた
- そのときの自分の感覚としては、"明治維新" とか "文明開化" のような感覚でルネサンスという言葉を使っているように感じた
- wikipedia(日本語)を見てみると、以下のような記述が見られる
- ルネサンス(仏: Renaissance)は「再生」「復活」を意味するフランス語であり、一義的には、古典古代(ギリシア、ローマ)の文化を復興しようとする文化運動である。
- 日本では長らく文芸復興と訳されており、ルネサンスの時代を「復興期」と呼ぶこともあったが、文芸に限らず広義に使われるため、現在では訳語として文芸復興という言葉はあまり使われない。
- 一方、wikipedia(英語)を見てみると、以下の記述がある
- The Renaissance is a period in European history marking the transition from the Middle Ages to modernity and covering the 15th and 16th centuries, characterized by an effort to revive and surpass ideas and achievements of classical antiquity.
- やはり、自分が感じた違和感は正しくて、広義には中世から近世への移行期(15-16世紀)という意味で、ルネサンスという言葉を使うらしい
- ルネサンス以前はキリスト教・神が世界の中心だったが、ルネサンス以後は人間を中心とした考え方が広まる
- そいうえば、ヨーロッパの美術館に行くと、中世ゾーンにはキリスト教関係の絵画しか展示されていない
- 近世ゾーンに行くと、肖像画や食べ物の絵や風景画などが飾られている
- この明らかに雰囲気変わったなというのが、狭義のルネサンスが意味することなのだと分かった(文芸復興)
ワルシャワ渡航記 Part9: 銀行口座が作れない
- 給与振込口座が必要なので、 事前に口座作成方法を調査
- 外国人の場合はパスポートだけで口座が作れるとの情報をGET!
- 外国人向けのサービス評判がもっとも良さそうだった、Bank Millenniumで口座を開くことにした
- ネットから情報を入力して、その後、支店を訪問すると口座が作れるらしい。
- 口座を作るとデビッドカードもついて来る。
- 大手銀行の場合はだいたいBLIK(ポーランドの電子マネーアプリ)が利用可能
- 事前フォームの入力
- とてもシンプルなフォーム
- シンプルなものほど美しいと言わんばかりのシンプルさで、こんな簡単に口座が作れるのかと感動する。
- 個人情報は、名前、電話番号、パスポートの番号を入れただけ
- さすが、ヨーロッパのIT先進国は違うなと感動する
- いざ店舗へ
- 店員: 「ポーランドに住所登録がないと口座は作れません」
- 私: 「あらかじめネットで情報入力してるし、そのときはパスポートだけで作れるって言ってたけど違うんですか?」
- 店員: 「ここの支店では住所登録がないと作れません。Złote Tarasyの支店に行けばパスポートで作れます」
- 私: 「本当?」
- いざZłote Tarasyへ
- 店員: 「パスポートと雇用契約書が必要です」
- 私: 「雇用契約書、今持ってないけど、家にいけばあります。パスポートと雇用契約書だけで口座作れるんですね?」
- 店員: 「あとNIPが必要だ」
- 私: 「NIPはないけど、PESELでもいいか?いま弁護士が代理でPESEL取得をやっているところだ」
- 店員: 「PESELでも大丈夫だ」
- 私: 「パスポート、雇用契約書、PESELの3つで間違いないね?」
- 店員: 「そうだ」
- 支店によって異なる方針に困惑し、カスタマーサポートに問い合わせしてみる
- 私: 「ネットの口座開設ページだとパスポートだけで口座作れるって書いてるのに、支店にいくと作れないんだが、どっちが正しいの?」
- サポート: 「お客様は外国人でいらっしゃいますね?」
- 私: 「そうだ」
- サポート: 「EU市民の方ですか?」
- 私: 「違う」
- サポート: 「EU市民でない方はPESELが必要ですね。住所登録も必要です。」
- 口座作れないじゃんとなって、絶望する
- PESEL(住民番号)は、遅くても月末には取れるはず。ただ最近、担当のアシスタントの人が音信不通になっていてやや不安。
- 住所登録はすぐには取れない。住所登録を取得するには長期(3ヶ月以上)の賃貸契約を証明する書類が必要で、まだテンポラリー住所住まいの自分にはすぐには取れない。
- 仕方ない、他の銀行にするかと思って、調べてみるが、他の銀行は、少なくともPESELは必要っぽい
- 試しに違う支店に行ってみるか
- 支店ごとに言ってること違うし、カスタマーサポートの人の言ってることも違うし、支店によってはワンチャン作れるんじゃね?という期待を抱いて City Center から少し離れたところに行ってみる
- 店員: 「パスポートと雇用契約書があれば作れますよ」
- 私: 「PESELは必要ですか?」
- 店員: 「要らんよ」
- 私: 「住所登録は?」
- 店員: 「要らんよ」
- 私: (やったー)
- 私: 「雇用契約書、電子フォーマットしか今持ってないけど大丈夫ですか?」
- 店員: 「ちょっと見せてみ」
- 私: 「ほい。ちょっと長いよ。30ページあるよ。」
- 店員: 「内容はOKだけど、署名がされているものが必要だ。原本はないの?」
- 私: 「署名入りの紙フォーマットのやつなら、家にあります。また来ます」
- 今日の学び
- 同じ銀行でも、支店によって(もしくは銀行員の裁量によって?)、運用ルールが異なることがある
- 駄目と思っても、ドアを叩き続ける図太さが必要
- UI/UXが最高のWEBサービスを作っても、実際の業務と矛盾していたら、総合的なユーザー体験は悪いものになる
2021年11月16日火曜日
ワルシャワ渡航記 Part8: Public Transportation
- Jakdojade というアプリを入れておくとスマホでチケットを購入できる
- 長期滞在で頻繁に交通機関を利用する場合は定期券(ワルシャワシティカード)を買った方がお得
- 2021/4 から Jakdojade で買ったチケットは乗車後に有効化(validate)する必要がある
- これがなかなか厄介な仕様らしく、利用者から批判が出ているらしい
- チケットを買ったときに、すぐに有効化するか、後から有効化するか選ぶことが出来る
- すぐに有効化するを選んだ場合は、下のような画面が表示されるので、20秒以内にQRコードをスキャンしなければならない。
- 後から有効化するを選んだ場合は、QRコードをスキャンできる状態(乗車直前など)になってから有効化すればOK
- 路面電車に乗る場合
- 乗車ドアの向かい側の壁にQRコードがあるので、これをスキャンすればOK
- バスに乗る場合
- 路面電車の場合と同じ
- 地下鉄の場合
- 改札にQRコードがあるので、これをスキャンする
- 有効化されたチケットを選択し「show to the control」ボタンを押すと、アプリ内にQRコードが表示されるので、これを改札のQRリーダー(緑の矢印らへん)にかざすと改札が開く
- 改札から出るときは特に何もしなくてOK
- 改札にQRコードが設置されていない駅もあるので注意
- その場合はプラットフォームにいくエレベータの前にあるQRコードをスキャンしてエレベータに乗ればOK
- チケットを買っていても有効化していない場合は、無賃乗車と見做され、パトロールに見つかると高額な罰金を払わないといけないらしい
- QRコードの位置が絶妙(つり革のバーが邪魔をする)な場合もあるので注意。そういう場合は、近づいてスキャンするより、離れたところからスキャンした方がうまくいく。
2021年11月15日月曜日
ワルシャワ渡航記 Part7: PTU
- 領収書を見ていたら、PTU xx % という表記があるのに気づいた
- PTUとは Podatek od Towarów i Usług (Tax on goods and services) の略。
- 日本でいう消費税的なやつ。
- 税率は固定ではなく、品目によって異なるらしい。
- 上のレシートだと、カプチーノは23%、マフィンは8%。
- 下のレシートだと、ビールやペットボトルの水は23%、チーズは5%。
- 標準税率は23%で、生活必需品的や教育関連物は割引税率が適用されるらしい。
- 0%: 教育機関向けのコンピュータハードウェア、旅行者向けの免税商品など
- 5%: 基本的な食品、本、子供用品、衛生用品など
- 8%: 砂糖、調味料、新聞、ペットフードなど
2021年11月13日土曜日
ワルシャワ渡航記 Part6: Orange SIM の長期滞在向け設定
- まずは SIM 自体に期限があるので注意する必要がある
- 購入したパッケージに有効期限(data ważności)が書いてある
- この有効期限が過ぎると SIM 自体が使えなくなるので、電話&通信ができなくなるはず
- 自分が買ったSIMの期限は3年後くらいだった
- 続いてアカウントの有効期限というものがある
- Mój Orange という Orange のアプリをインストールすると確認できる
- このアプリはインストール必須(アプリを使うことで特典あり)
- 「You can make phone calls until: dd.mm.yyyy」と書いていて、これがアカウントの期限
- アカウントの期限が過ぎると、電話&SMS/MMSが使えなくなると思われる
- アカウントの期限は「EXTEND THE VALIDITY」というボタンから延長できる
- SIM購入直後は1ヶ月の期限だったので、1ヶ月 + 1年間延長した
- 無料通話プランへの移行
- 何回か電話したら意外と早くチャージした金額が減っていたので、無料通話&無料SMS/MMS&15GB Internet プランを申し込んだ
- 816という番号に「CYKL」とSMSメッセージを送ると有効化される
- 31日間有効なプランで、最初の31日間は15 PLN、以降の31日間からは30 PLNで利用できる
- Orange の分かりにくいところ
- アカウントにチャージ(TOP UP)することができるのだが、TOP UP = インターネットの通信容量(GB)を追加で購入する事だと勘違いしてしまう
- おそらく日本の携帯会社でそういう仕組みがあるから勘違いしてしまうのかも
- SIM パッケージにも TOP UP 料金ごとにもらえる GB が表に書いているので、TOP UP = GB を買うと勘違いしがち
- 実際は、TOP UP = アカウントにチャージすることで、チャージしたお金は電話をしたり、SMSを送ったりすると減っていく。もしくは通話料無料プランなどの追加サービスに申し込むとそのプラン料金分が減らされる。GB はあくまでもチャージしたボーナスとして付与されるという感じ。
- 期限の種類がいくつかある
- SIM 自体の期限
- アカウントの期限
- データ容量(GB)の期限
- わざと分かりにくいサービスにして情報弱者からお金を巻き上げようとしているという批判もあるっぽい
- 毎回 TOP UP するプラン(Pay as you go)以外にも、月々固定支払いのプラン(Orange Flex)もある。
- Orange Flex の方がややお得っぽい
- 月払いなので、銀行口座が必要なのかも??(クレジットカードでも行けるかも)
- いろいろ落ち着いたら、検討してみたい。
2021年11月12日金曜日
ワルシャワ渡航記 Part5: 無事宅配便が届く
- さまざまな困難を乗り越え、本日ようやく宅配便(会社関連の荷物)がやってくる
- 日本で受け取れるのか、ポーランドで受け取れるのかで、一悶着あった
- Airbnbのホストが間違った住所を教えていたため、荷物が届かなかった
- 初めて荷物が届いた日は自分が留守だった
- 再配達の手続きをするのに、自動音声のやや早口な英語に苦戦した
- 宅配便の再配達の時間指定ができなかったので、朝早く起きて、朝食、昼食をスーパーマーケットで購入し、家に籠って Duolingo をしていた
- 早朝、宅配会社 から sms が届く
- 「ここの web page から配達ステータスをチェックできますよ!」的なリンクがあり、「これでおよそいつ頃つくかわかる!」と思ったが、トランジット、配達中、配達完了のステータスがあるだけだった。
- 携帯電話がかかって来るのを待っていたら、インターホンが鳴る
- あれ、部屋にインターホンなんてあったのか・・。音の発生源を探してインターホンに出ると、ポーランド語で何かを言われるがまったく分からない。
- 後になってわかったが、部屋からアパートのエントランスのロック解除ができるっぽい。「ロック開けて」と言っていたのだろう。
- 「玄関までいくから、そこで待っておいて!」と英語で伝えるが、ポーランド語が返ってくるだけ。とりあえずアパートの0階のエントランスまで降りてみたが誰もいない。。帰ったのかな・・
- 部屋に戻ると、配達員の人がいた。
- アパートのエントランス通過するのにセキュリティロックがいるはずだけど、誰かに入れてもらったのかな???
- 身元&部屋の住人であることを確認され、無事荷物を受け取った。
- 親切な配達員の方だった。ポーランド語分からず、マジでごめんなさい。
- 未だかつて、荷物を受け取るだけで、これほどの感動を覚えたことは無い。
- ポーランド語の習得が急務である。
2021年11月10日水曜日
ワルシャワ渡航記 Part4: 旧市街地を探索
- 天気が良かったので、旧市街地(stare miasto)を探索した
- 市場広場
- 午前中はほとんど人がいなかった
- レストラン、カフェなども正午になるまでは閉まっていた
- ポーランド料理屋で昼食を食べた
- チキンスープ(złoty rosół)とロールキャベツ(gołąbki)を食べた
- ワルシャワ王宮
- 無料で中に入れた
- 王宮の前にある塔の上にいる人はクラクフからワルシャワに遷都した王らしい
- ワルシャワバルバカン
- 旧市街地を囲む壁
- ドイツのニュルンベルクを思い出した
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