まえがき
システム全体のアーキテクチャを考えるときに、「単一障害点」という概念が大事らしい。意味は一目瞭然だけど、大切な概念っぽいので調べてみることにした。
語句の意味
その単一箇所が働かないと、システム全体が障害となるような箇所のこと。ちなみに英語だとSingle Point of Failure(SPOF)というらしい。
単一障害点の例
コンポーネント | 説明 |
アプリケーションサーバ | アプリケーションサーバが一つしかないと、クリティカルなエラーが発生したときにユーザがシステムを利用できなくなってしまう。よってサーバをレプリケーションしておくことでSPOFにならないようにする必要がある。 |
ディスクストレージ | ディスクストレージが故障するとデータの読み書きができなくなり、システム全体が利用不可になってしまう可能性がある。よってRAIDなどの冗長構成を取る必要がある。 |
ネットワークスイッチ | ネットワークスイッチが故障と、ネットワーク内のサーバ間の疎通ができなくなってしまう。よって冗長なスイッチとネットワーク構成によって、SPOFを解決する必要がある。 |
トレードオフ
SPOFを解決するためには、レプリケーションや冗長構成などが必要となるので、コストがかかる。どこまでSPOFの排除に取り組むかはコストとのトレードオフも考えて決定しなければならない。
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