詳細はconfidentialなので紹介できないが、社内から複数の人間をピックアップし、彼らの過去の経験をインタビューするというもの。
今まで、面接を受ける立場の人間だった私が、面接をするのである。。
違う、違う、上の灰色の部分は無視して下さい。
今日整理して置きたかったのは、インタビュワーを経験して初めて分かったことだ。
まず、気付いたのが、話の上手い下手は正直そんなにない。ということだ。内容自体の善し悪しも個人差はそんなにない。
まず、気付いたのが、話の上手い下手は正直そんなにない。ということだ。内容自体の善し悪しも個人差はそんなにない。
それでは、何が取材協力者の印象の良し悪しを決めたか。。
それは、「話の一貫性」と「聞き手の意思をくみ取った話をしているか」ということだ。
まず、一つ目。これは言わずもがな。
入社試験のときも、よく言われますね。話は一貫性を持ちなさい。って。
まあその通りだ。一貫性のない話をする人の話し方の特徴に気付いた。
「○○○なんです。」
「あ、あと△△なんです。」
「あ、でも××なんです。」
と継ぎ接ぎ的に話を進めていく。おそらくたくさん喋らないといけないと思ってくれてるのだろう。(インタビュワーとしてはたくさん喋って情報をくれるのは嬉しいですけど。。)しかし、こういう話し方をする人はたいてい最初に行ったことと最後に言ったことが矛盾している。
そして、聞き手側に最後に残ってしまう印象は「あれ???言ってること矛盾してる。結局何が言いたいんだろう・・」
そう、この場合、最初の「○○○なんです。」で話を終えておけば良いのである。そもそも”長く話さないといけない”っていうのも間違いだと思う。ビジネスの場では、simply and conciselyが基本だ。
そして二つ目。これは、相手が何を聞きたいのかを考えて答えを返しているかいないのかである。
例えば、こう言う感じ。
「この出来事の後、あなたの考え方は変わりましたか?」
この質問に対して、何と、7割の人は、「変わりました。」と答えて口を閉ざしてしまう。。
これには、正直ショックを覚えた。。。(しかし、もし自分が逆に取材協力者だったら、自分も彼らと同じだったと思う。)
そのあと、暫く沈黙があり、「具体的にどう変わりましたか?」と聞いてようやく、どう変わったのかを話してくれる。
これは、例えるとこんな感じだ。あなたは、道に迷ってしまった。駅までの道のりが分からない。そこで、通りがかりの人に勇気を出して尋ねた。
「あの、すいません。駅までどうやったら行けるか知ってますか?」
「はい。」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「え、えっとどうやっていくか説明してもらってもいいですか??」
話を戻そう。「考え方は変わりましたか?」という質問は、closed questionだが、実質的にopen questionである。「変わった。」ということを前提にして、本当に聞きたいのは「どう変わったか」ということである。
このpractically open question(勝手に名前付けた笑)に対して、きちんと「どう変わったか」まで話してくれる人は、よい印象を残すと思う。
そして、インタビュワーはこう思う。あ、この人は、日頃から話すときは、ただ質問に答えるのではなくて相手が聞きたいことを意識しながら質問に答えるんだな。と。
そして、インタビュワーはこう思う。あ、この人は、日頃から話すときは、ただ質問に答えるのではなくて相手が聞きたいことを意識しながら質問に答えるんだな。と。
日常の仕事の上でも、
- 質問に答えるときは相手が何を意図しているのか意識すること
- そして逆に、相手に何かを尋ねる時は、何故その質問をするのか、その質問の答えを知って「何をしたいのか」または「相手に何をして欲しいのか。」を伝えることが大切だと思う。
と、プログラマーとして入社したものの、とても貴重な体験をすることが出来たので、忘れないようにここに記録を残しておきます。。
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