Page List

Search on the blog

2021年12月27日月曜日

ワルシャワ渡航記 Part16: 静かなクリスマス

  12/24〜12/27までクリスマス休暇だった。24がクリスマスイブ、25がクリスマス、26がクリスマス2日目、27がヴィエルコポルスカ蜂起勝利記念日らしい。ちなみにヴィエルコポルスカ蜂起勝利記念日は今年新設されたばかりの祝日らしい。

 ヨーロッパではクリスマス休暇から年末年始休暇に入る人が多い。自分も2週間くらい休んで日本に帰りたかったが、コロナ渦に帰るのは厳しそうだったので、ワルシャワで過ごすことにした。というかまだ入社したばかりなので、長期休暇の計画とか立てる余裕は無かった。

 日本のような賑やかなクリスマスを想像していたが、こちらのクリスマスは静かだった。外に出てもほとんど人がいない。レストランもスーパーマーケットもほとんど閉まっている。Nowy Świat(ワルシャワで一番賑やかな通り)を歩いてみたが、空いているレストランは1件しか見つけられなかった。Stare Miasto(旧市街地)の方まで散歩してみると、クリスマスマーケットがあったり、空いているレストランもちらほらという感じだった。まあ寒いし、人おらんよね。みんな家の中で家族とのんびり過ごしているのだろう。








2021年12月18日土曜日

ワルシャワ渡航記 Part15: 研修無事修了

 研修が無事に終わった。コロナの影響でリモート開催になり、自宅から参加した。

 1日目。事前に準備しておいた自己紹介や写真などについては一切触れられることなく、研修がスタート。この日の目標は授業内容について積極的に質問をすることだった。一部の受講生たちの質問はレベルが非常に高く、また時には授業の内容について追加的な情報を披露する強者などもいて、レベル高すぎやろとやや日和ってしまった。昼過ぎの講義でそれっぽい質問をしてみたら、講師の人が丁寧に答えてくれた。Thank you と言おうとすると、Th.. くらいのタイミングで追加回答を話しだして、また Thank you と言おうとすると、・・・みたいなのを何回か繰り返してちょっと気まずかった。以前もどこかで同じ経験したことがあって、話し終わりのタイミングを掴むのが難しい。Does it answer your question? みたいなことを言われるまでは自分からThank youと言わない方がいいのかもしれない。

 2日目。3人1組のグループワークが始まった。ここでお互いの自己紹介をするのだが、どうやら研修には新入社員だけではなくて、既存社員も参加しているという事実を知る。どうりでレベル高い質問したり、追加情報を披露する強者がいたわけだ。グループワークが始まるが、分からないことが多すぎて、何も発言できない。ほぼ見ているだけで終了。なかなかの屈辱である。この日は研修が終わったあと、復習したり、次のグループワークに備えて準備したりした。

 3日目。グループがシャッフルして、2人チームになった。チームメイトは、講義中一番多く発言して、ユーモアセンスもあり、流暢な英語を操る、スーパーウーマンである。この日は自分がメインで課題を処理していくという役割だった。昨日の準備の結果もあって比較的スムーズに物事が進み、チームメイトの人ともいい感じにコミュニケーションをとることができ、無事に終了した。やはり準備は大事である。スーパーウーマンはテキパキ仕事しそうな雰囲気なので、きつい感じでプレッシャーかけてくるかなと不安だったが、めちゃめちゃ良い人でいろいろ教えてくれた。完璧人間かよと心の中でつっこんでしまった。

 4日目。グループがシャッフルして、3人チームに。この日は自分がメインで課題を処理する役割ではなかったので、1日目と同様着席して終わどうしようという不安があった。しかし、2, 3日目で成長したのか、何をしたらいいのか分かるし、どういう仮説を立ててどのように検証を進めていけばいいのかも何となく分かったので、いい感じにコミュニケーションをとることができた気がする。誰か一人が突っ走って課題を終わらせるという感じではなくて、みんなで理解しながら進めていくという実感があって非常にやりやすいチームだった。

 さて、来週からプロジェクトにジョインしていくことになるのだが、どんな試練が待ち受けているのだろうか。

2021年12月12日日曜日

ワルシャワ渡航記 Part14: ポンチキの優勝

ポーランドに来て食べたお菓子Top3を紹介します。

1位: pączki(ポンチキ)
近所のスーパーのパン売り場に激安パンが売ってあったので買ってみました。揚げパンの中にジャムが入っていて、「これはうまい!」ということで、スーパーに行った時はよく買っていました。

しばらくして、pączki というポーランドの人気お菓子があることを知り、「あれ、、、もしかして、いつも食べてるジャム入り揚げパンって pączki じゃね???」と気づいて、パン売り場に行って商品名を見てみたら pączki でした。

しばらく pączki と知らずに pączki 食べてましたが、ポーランドで人気なのは納得です。
1個30円くらいなのですが、日本なら150円くらい払ってもいい気がします。






2位: Śliwka Nałęczowska(シリフカ・ナウェンチョフスカ)
カルフールのお菓子売り場をまわっていて、一番お洒落そうだったので買ってみました。初めて市場に出たのが1964年ということで、伝統的なお菓子のようです。

ビターなチョコレートの中に干しぶどうみたいなのが入っています。完全に大人向けのお菓子ですが、お土産によさそうです。




3位: Krówka(クルフカ)
ポーランド旅行をした友人がよかったと言っていたので、買ってみました。見た目はキャラメルですが、日本のキャラメルと違って、口の中に入れると溶けて独特の食感です。自分が買ったのは牛の絵が書いたやつですが、いろいろバリエーションがあって、それぞれ味が違うらしいです。

こちらは子供向けのお土産によさそうです。





2021年12月7日火曜日

ワルシャワ渡航記 Part13: 祝・住所不定有職

  • ヨーロッパに来て早1ヶ月、無事、住所不定無職から住所不定有職になりました
  • 1ヶ月間何してたの?
    • 特にこれと言って何もしてません。ヨーロッパに来るまでしばらくニートでしたが、ヨーロッパに来てからもニートでした。
    • 最初の2週間くらいはワルシャワ市内を観光したり、レストラン巡りをしていました。コロナなのに不謹慎な・・と思われるかもしれませんが、比較的みんな自由に生活しているようです。個人的にはワクチン打って経済は普通に回して行こう派なので、こちらの方が自分にはあっている気がします。
    • 次の1週間は読書にはまって、だいたいカフェか家で本を読むという生活でした。江副浩正、堀江貴文、ジョン・フォン・ノイマンの本を読みました。どれも面白かったですが、一押しは江添浩正本です。
    • 最後の1週間は完全に昼夜逆転してしまって、Netflixでジョジョの最新シリーズをみたり、Youtubeをひたすら見たり、オンライン将棋をしたりして、廃人になってました。入社日前日は起きたら夜20時で完全に終わったと思いました。
    • 他にも、健康診断を受けたり、銀行口座を作ったり、PESEL(ポーランド版マイナンバー)を取得したり、ポーランド語の勉強をしたりして、まぁまぁ充実していた気がします。
    • 気づきとしては、Google Search, Google Translate, Google Map があれば、ある程度治安のいい近代国家なら、案外やっていけるということです。加えてNetflix, Amazon Kindle, Youtube もあれば、現地に知り合いがいなくても退屈することなく生活できます。



  • 入社した感想は?
    • すごくテンションがあがっているわけでも、すごく不安を感じていわるわけでもありません。至ってニュートラルです。早くコードベースにコミットしたい!という思いがあるだけです。
    • 福利厚生の多さに圧倒されています。
    • リモートワークなので、まだ誰とも会っておらず、出社もしておらず、やや寂しいです。オンラインミーティングとかするようになると寂しい気持ちもなくなるはずと予想しています。
    • 入社手続きで英語の資料を大量に読まないといけないのですが、ほとんど何も分からないポーランド語で苦戦している分、英語に対するストレスが相対的に減って気持ちよく読めている気がします。
    • まだ実務が始まった訳ではないので何とも言えないですが、働きやすそうな会社な気がします。

2021年12月4日土曜日

ワルシャワ渡航記 Part12: コーヒーチェーン

  • 日本だとアメリカ系のコーヒーチェーンが多いが、ワルシャワではイギリス系が多い
    • Green Caffe Nero と Costa Coffee がよく見かけるチェーン店で、だいたいどこにでもある
    • Starbucks もあるが、たまにしか見かけない
  • Green Caffe Nero
    • ポーランドで初めて訪れたコーヒー店。一時期毎日のように通って読書をしていた。
    • Caffe Nero (イタリア語: black coffee)は1997年創業で、イギリスを中心に世界7カ国で500店舗を運営している。
    • ポーランドでは Green Coffee という会社がフランチャイズ契約をして営業しているらしい。


  • Costa Coffee
    • 大規模モールの中にはだいたいあるイメージ。
    • イギリス最大のコーヒーチェーン。世界でも Starbucks に次ぐ二番手。
    • 世界30カ国で3,000店舗を運営しているらしい。



2021年12月3日金曜日

Google の 二段階認証が快適だった

Google からメールが来た
以下のようなメールが届いた。

Soon you’ll sign in with 2-Step Verification

After you enter your password, you’ll complete a second step on your phone. Keep your phone nearby when you sign in.

2-Step Verification will be turned on automatically on December 9. You can turn this on sooner if you want — your account is all set.

Google ログイン時に二段階認証が必要になるらしい。

二段階認証 = 面倒くさいという先入観
以前働いていたチームでサーバログイン時に二段階認証を使っていたが、正直言うと、かなり面倒という印象があった。
  • ログイン画面にパスワードを入力する
  • トークンデバイスに表示されるワンタイムパスワードを入力する
上記の認証方法は 2016 - 2018 年頃に所属していたチームで使われていた。(少なくとも自分の近くの)周りの人たちからは「生産性が落ちるだけ、セキュリティと生産性のトレードオフをもっと考えるべき」と酷評だった。

また、とあるクレジットカード会社ではウェブショッピングをするときに以下のような二段階認証が必要になる
  • カード情報を入力後、クレジットカード会社のページにリダイレクトするので、パスワードを入力する
  • 登録している携帯電話のSMSに送付されるワンタイムパスワードを入力する
海外にいる場合これは地味に面倒だったりする。認証時には通常つけている現地SIMを日本の番号のSIMに入れ替えなければいけない。また、海外にいるとSMSが届かなかい場合がある。それならいっそ現地SIMの番号を登録すればと思うが、日本の番号しか登録できなかったりする。

Googleのはどうなっているか
二段階認証するためのオプションがいくつか用意されている。SMSやボイスメールでの認証やワンタイムパスワードの認証も選択できるが、Google prompts がおすすめ。以下のように認証を行うことができる。
  • パスワードを入力する
  • スマホにインストールしている Google アプリに「あなたは今サインインしようとしていますか?」のようなポップアップが出るので、「はい」を選択する
これだけなのでかなりシンプル。

「はい」だけで認証できるのは大丈夫なのか心配になるが、デバイス情報、場所、時刻などからあやしいアクティビティはブロックされるらしい。ログイン済みのデバイスにしかポップアップ通知を出さないので、SMSより安全という気もする。一度認証が済んだデバイスは信頼できるデバイスとして登録することができ、次回の認証からは二段階認証をスキップできる。

ということで、自分がもっていた「二段階認証 = 面倒くさい」という先入観は無くなりました。利便性を損ねることなくセキュリティを強化するように考えられていて、さすが Google と感動しました。