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2013年12月8日日曜日

読書「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」

 中島らもの「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」を読んだ。本書は著者の青春時代を描いたエッセイである。


 
 中島らもさんは、小説家、俳優、ミュージシャン、コピーライターなどをやっていた人である。最近までまったくどういう人か知らなかったけど、ある技術者の人が好きだと言っていたので興味がわいてきて読んでみた。

 内容は、「こんなアホなことしたよ」「あんなおもしろいことあったよ」だったり、「こんな恥ずかしい失敗をした」「この頃はこういう不安を持っていた」だったり、人間くさいエピソードが盛りだくさんで、読んでいると何だか”ほっこり”してしまう。

 一番笑ったのはダッチワイフのところ。
ガスが注入されるにしたがって、プーッとおモチのように膨れてくる自分のお腹をながめながら僕は、
「こりゃまるでダッチワイフだな」
と不遜なことを考えていた。

肝臓を悪くして入院していたときに、肝生検という検査をしたときの話らしい。

 僕も、もうちょっとバカなことをやる時間を増やした方がいいなと思った。

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