1.平方数とは?
整数の二乗で表すことのできる数のこと。0, 1, 4, 9, 16, ...と続く。
2. 2つの平方数の和
2つの平方数の和に関しては、フェルマーのクリスマス定理が有名。この定理では奇素数が2つの平方数の和で表すことができるか否かについて述べられているが、
(x12 + y12)(x22 + y22) = (x1x2 - y1y2)2 + (x1y2 + y1x2)2
の公式より、一般の自然数nについて以下のことが言える。
n = n12 * n2, ただし、n2は法4の下で3と合同な奇素数を因数にもたない。
と分解できる場合、nは2つの平方数の和で表すことができる。上記のように分解できない場合は2つの平方和で表すことはできない。
3. 3つの平方数の和
3つの平方和ですべての自然数を表すことができるか?答えはできない。法8の下で7と合同な自然数は3つの平方数の和で表すことはできない。なぜなら、平方数は8を法として{0, 1, 4}のいずれかと合同になるが、これらの任意の3つの組み合わせの和は7と合同になりえないからである。
4. 4つの平方数の和
4つの平方数の和を用いれば、2. および3.で表すことができなかった自然数を表すことができる。
7 ≡ 3 (mod 4)および7 ≡ 7 (mod 8)より、7は2つの平方数の和でも3つの平方数の和でも表すことができない。しかし、
7 = 1+1+1+4
と4つの平方数の和で表すことができる。
すべての自然数は、4つ以下の平方数の和で表すことができる。定理の名前は知らなかったが、「ラグランジュの四平方定理」というらしい。
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