先週の木曜日は聖体祭で休みだった。キリスト教信者が大勢集まってパレードのようなものをするらしいという情報をえたので、参加してみた。みんなで歌を歌いながら行進するのだが、建物に反響して神秘的な雰囲気を味合うことができた。
聖体とはイエス・キリストの実体のことを指す。礼拝を行うと、パンとワインがキリストの体と血に変化する(聖変化)らしい。ポーランド人の同僚に話したら、「おれは敬虔なクリスチャンじゃないからそういうのは信じないぜ。もともとの由来とかは特に気にせず年に一回のイベントとして楽しんでいる」みたいなことを言っていたので、日本のクリスマスみたいな感覚でみんなで楽しむイベントなのかもしれない。
それにしても「聖変化」を思いついた人は天才だと思う。ただのパンとワインに神を宿らせることで、貴重なものへと変化させ、世界的なイベントを作りあげている。科学技術が発展してからは宗教を信じる人は少なくなったが、「お金」というファンタジーを信じて毎日労働という活動に従事していると考えると、信仰の対象が変わっただけでやってることは今も昔も変わらない気もする。
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