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2017年9月17日日曜日

expressionとstatementの違い

まえがき

Scala Schoolを読んでいて、以下のような表現に遭遇した。

Scala is highly expression-oriented: most things are expressions rather than statements.

日本語ではexpressionは「式」、statementは「文」と訳される。

両者の違い

プログラムの例を見ると言わんとすることは分かるけど、両者の定義が明確に分からなかったので調べてみた。
  • 式は値を生み出す、文は何か処理をする
  • 式は文の部分集合
  • 式は”それは何か”を表しており、文は"何をするか"を表している
  • 関数型言語は式を、命令型言語は文を使うことが多い気がする

Pythonでの例

if/else
以下のようにif/elseはstatementっぽくも書けるし、expressionっぽくも書ける。

# statement
x = 1
if x % 2 == 0:
 y = "even"
else:
 y = "odd"

# expression
"even" if x % 2 == 0 else "odd"

print
printはPython 2までは文だったが、Python3から式になった。

Python 2では文なので値は返されない。

>>> type (print ("hello"))
  File "<stdin>", line 1
    type (print ("hello"))
              ^
SyntaxError: invalid syntax

Python 3では式なので値が返される。

>>> type (print ("hello"))
hello
<class 'NoneType'>

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