virtualenv環境を管理するためのpyenvプラグイン。
pyenvを使うと異なったバージョンをPythonを使い分けることができるが、virtualenvを使うと同じバージョンのPythonで異なる環境(依存するライブラリが異なる環境など)を使い分けることができる。
pyenv-virtualenvはvirtualenvの機能をpyenvから使うことができる便利なプラグイン。
インストール
pyenvはインストール済みであるとする。
Mac OSの場合はhomebrewでインストール。
$ brew install pyenv-virtualenv
インストール後、以下を.bash_profileに追記。
if which pyenv-virtualenv-init > /dev/null; then eval "$(pyenv virtualenv-init -)"; fi
サンプル
シチュエーション
projectXというプロジェクトをPython 3.5.1で開発したい。
システムにインストールされているPythonのバージョンは変えたくない。
pyenvで3.5.1の環境は作れるが別のプロジェクトでも3.5.1を使う可能性があり、依存するライブラリを共有したくない。
解決策
pyenv-virtualenvの出番だ!
$ mkdir projectX $ cd projectX/ $ pyenv local 3.5.1 $ pyenv version 3.5.1 (set by /Users/kenjih/work/projectX/.python-version) $ pyenv virtualenv projectX $ pyenv local projectX $ pyenv version projectX (set by /Users/kenjih/work/projectX/.python-version)
上記のようにpyenv virtualenv projectXでprojectXという名前の環境を作成できる。
仮想環境のPythonのバージョンは環境作成時のpyenv versionのものが使われる。(上の例では3.5.1)
pyenv local projectXとすることで、カレントディレクトリ以下がprojectX環境となり、独立したPythonの環境を構築できる。
作成した環境一覧の表示、作成した環境の削除は以下のコマンドで行う。
$ pyenv virtualenvs 3.5.1/envs/projectX (created from /Users/kenjih/.pyenv/versions/3.5.1) projectX (created from /Users/kenjih/.pyenv/versions/3.5.1) $ pyenv virtualenv-delete projectX
0 件のコメント:
コメントを投稿