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2014年11月27日木曜日

商社は何をやっているのか

 商社は何をやっているのか?どうやって儲けているのか?
半年くらい働いてみて分かったことをまとめておく。
商社の規模や扱っている商品によって違いはあるかもしれないが、基本的な部分はだいたい共通していると思う。

販売額 - 仕入れ額のマージンが儲け
商社の利益は、販売額と仕入れ額の差から生まれる。メーカーから商品を仕入れて、それに値段を上乗せして、消費者や小売業者に販売する。このとき上乗せした値段が利益になる。

 ここまでは前から知っていた。いまいち分かっていなかったのは商社の存在意義。メーカーが直接売ればいいじゃん。なんか商社って楽して儲けてるだけで何の価値も創造していないような・・と思っていた。

いいモノを作れば売れるというわけではない
商社の存在意義を考えるうえでポイントとなるのが、「いいモノを作れば必ず売れる」というのは間違いということ。いいモノを作っても宣伝しなければ売れない。当たり前だ。

 そこで登場するのが商社。商社は持ち前の営業力でモノを上手に宣伝し、顧客に売り込む。もちろん現代においては、ITを駆使した顧客分析、商品分析なども行う。今はこういう商品が人気だから、今度はこういう商品を開発しましょう!というように商品企画に関与することもある。

 つまり商社はメーカーが作ったいいモノを世の中により広く流通させるために営業力の面からサポートを行う仲介業者みたいなイメージ。これが分かったとき、商社は楽して儲けているだけというイメージは完全に無くなった。

モノは買い手にすぐ届くわけではない
モノを買いたい人が見つかったらそれで終わりというわけではない。
モノを顧客の元に届けなければならない。そのためには配送ルートが必要だ。それからモノを格納しておく倉庫も必要だ。何をいつどれだけ作ればいいかを考える生産計画も必要だ。

 こういう物流まわりも商社がやっている。メーカーが作ったモノを営業して売り込み、顧客のもとに届けるまで面倒をみる。これが商社。商品の総合プロデューサーという感じだろうか。

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